日本でも医療従事者から接種が始まっているファイザー社のワクチンですが、
The New England Journal of Medicine
という医学界でも著明な論文サイトにイスラエルでの120万人分データが掲載されました。
要約すると
①ワクチンを打った60万人と打っていない60万人の直接比較
②ワクチンの有効性
感染 | 症状のある感染 | 入院 | 重症 | 死亡 | |
1回接種 | 46% | 57% | 74% | 62% | 72% |
2回接種 | 92% | 94% | 87% | 92% | - |
数字は有効性と解釈して良いと思います。
しっかりと2回接種をすることで約90~94%感染防御が出来るということです。
もともと試験データでは94~95%の有効性が示されています。
③無症状の感染についても2回接種することで90%の有効性
ワクチンを接種することで無症状者(ウイルス保菌のみ)を減らし感染拡大を防げるかもしれない
④ワクチンを打ってどれくらいで効果が出る?
(同論文より図転載)
赤がワクチンを打っていない人 青が打った人
接種後12日頃より感染防御の効果が出てくると解釈できます。
⑤変異ウイルスに効くのか?
この論文のイスラエルでは、英国型変異ウイルスが約80%とまさに蔓延期にあったようです。
その中でこのような非常に高い有効性を示せたことから英国型変異ウイルスへの効果が期待されます。
やはり非常に有効性の高いワクチンであると思われますので接種の準備を進めたいと考えています。